離婚に関する手続きって、なんであんなに大変なんでしょうか…。
名前と住所が変わるというのは結婚と一緒なのですが、精神状態が正反対なのも、大変に感じる理由のひとつだとは思います。
しかし、離婚後の手続きは、単純に結婚よりも数が多いです。
今回は私の場合の手続き諸々について説明しておこうと思います。
離婚準備
まず、離婚準備の段階です。
私は調停離婚を選びましたので、調停申立が必要です。
離婚調停申立には、夫婦の戸籍謄本と収入印紙1200円分、あとは実費分の切手が必要です。
切手代は、管轄の家庭裁判所に問い合わせましょう。
離婚成立
調停が成立したら、その場で調停調書の正本と謄本の申請をしておきましょう。
収入印紙と切手が必要になります。
正本の送達が完了したら、送達証明の申請をします。
収入印紙と、もし郵便で送ってもらう場合には切手が必要です。
私の場合、調停調書が出来上がるまでに3日ほどかかりました。
離婚届は、調停成立後10日以内に役場に提出しなければなりません。
調停調書を受け取ってから、急いで役場に提出に行きました。
ちなみに、調停離婚の場合、離婚届に相手方の署名や、証人の署名は必要ありません。
私一人で役場に行き、その場で記入して提出しました。
しかし、離婚届は本籍地か居住地の役場で提出するのですが、その2つが一致しない場合、ちょっと面倒です。
居住地で提出しようとすると、夫婦の戸籍謄本が必要になるので、私は本籍地で提出しました。
すると、本籍地の役場から、居住地の役場まで、離婚したという情報が伝わるまでに2日くらいかかりました。
それで、また2日後くらいに居住地の役場に行って、様々な手続きをすることになりました。
私は先に引っ越しをしていたので、その時点で住所変更の手続きをしていました。
その時にも役場内を各種手続きで一周したのですが、離婚届を出したことによって名字が変わったので、また役場内を一周することに。
ちなみに、その後子どもたちの名字が変わった時に、また役場内を一周しました。
つまり、離婚に伴った手続きのために、役場を3周回ったことになります。
住所変更を、離婚届の提出と同時にしたら良かったかもしれません。
短期間で3回も各種変更手続きをすることになり、後悔しました…。
新しい戸籍が出来上がったら
私は離婚に伴って、名字を旧姓に戻しました。
新しい戸籍が出来上がるまでに2週間くらいかかるということで、出来上がった頃に役場に行き、戸籍謄本を取りました。
次は、子の氏の変更許可申立です。
この手続きには、新しい戸籍の謄本が必要でしたので、戸籍が出来上がるまで申立をすることができません。
この時点で、私と子どもたちの名字は違うということになります。
子の氏の変更申立には、子の戸籍謄本と、父と母の戸籍謄本、収入印紙(二人分)と切手が必要です。
子どもたちは元夫の戸籍に残ったままになっていましたので、子と父の戸籍謄本は1通で済みました。
ちなみに、上の娘は15歳以上でしたので、自分で申立書を書いてもらいました。
提出は私がまとめて二人分持って行きました。
申立書提出後、1週間くらいで家庭裁判所から許可が下り、その書類を持って役場で入籍届を出します。
ここでも子どもたちの戸籍謄本が必要になります。
これでようやく子どもたちが私の戸籍に入りました。
ここまで、調停成立から1か月ちょっとかかっています。
氏名変更と住所変更
氏名と住所を変更するものは、たくさんあります。
ますは免許証です。
これは、住民票が必要です。
そして銀行。
これは、変更後の免許証だけでいいところと、変更前と変更後がわかるもの(免許証かマイナンバーカードなど)が必要なところがありました。
車の名義変更には、住民票が必要でした。
あとはクレジットカードや保険など。
変更するものがありすぎて、よくわからなくなってきます。
私はペット保険の変更を忘れていました…。
次の更新の時でいいかなと、既に諦めています。
申請すべきもの
あとは、各種申請があります。
児童扶養手当は、離婚したらすぐに申請しました。
月末までに申請すれば、次の月の分から手当てがもらえます。
意外と書類がたくさんあって、全て記入するのに30分くらいかかりました。
私は養育費保証会社も契約しました。
私が契約した保証会社は、調停調書の写真をデータで送信する必要がありました。
公正証書がある場合は、公正証書でも大丈夫です。
そして、県の養育費確保支援事業の申請もしました。
これで、養育費保証会社の保証料が返ってきたので、とても助かりました。
私の住んでいる県は、離婚調停申立時の切手代なども申請できるとのことでした。
残念ながら、私は領収書を処分してしまっていましたが。
公正証書作成費用もこちらで申請できます。
あとは、子どもたちの学校の就学支援金も申請しました。
私の県は、小学校だけではなく、高校も給付金があります。
小学校は給食費と学級費が無料になります。
高校は、授業料は元々無償でしたが、それに加えて、1年で最高10万円程度の給付金を受け取ることができます。
シングルマザーはどうしても収入が少なくなりがちなので、支援金や給付金は残さず申請しておきましょう。
戸籍謄本と住民票
このように、離婚の前後で戸籍謄本と住民票がたくさん必要になります。
私の場合、戸籍謄本が6通、住民票が3通必要でした。
あとは、マイナンバーカードに変更前と変更後の名前や住所が載っていたので、そちらで手続きが可能なものがいくつかありました。
マイナンバーカードがあれば、コンビニで戸籍謄本や住民票が取得することもできます。
ただし、戸籍謄本は、本籍地と居住地が異なる場合は別で手続きをしておかなければコンビニで取得できないようです。
私はこの手続きをしていなかったので、何度か本籍地の役場に足を運ぶことになりました…。
それでも、マイナンバーカードを持っていて良かったと思いました。
離婚は本当に大変
離婚は本当に大変です。
ただでさえ精神的に参っている状態で、たくさんの手続きをこなさなければなりません。
できるだけ役場に足を運ぶ回数を減らせるように、住所変更と離婚届の提出は同時にしたほうがいいかもしれません…。
戸籍謄本と住民票も、必要な分をまとめて取得しておいたら、手間が減ったのだろうと思います。
とはいえ、全ての手続きを終えてしまえば、あとは平穏な日々を過ごすのみです。
心を乱す存在がいない生活というのは、本当に平穏で幸せです。
多少の苦労もなんのそのという気がします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また。
コメント
一言で離婚した。といっても
これだけのことをしてきた人たちなんだ!!
すげー。自分だけでも大変そうなのに😢
何かあったら相談しないと!!
何もないのが1番だが、人生はわからないからね。
離婚後の手続きは本当に大変!
やり残したものがないかの確認をしないと、何か漏れそう😅
そう、人生は何があるかわからない。
何かあったらいつでも聞くよー!