こんにちは、Viola(@ViolaDiary)です!
何を隠そう、私は中学時代、英検3級不合格でした。
しかも、面接試験ではなく、一次試験の筆記で落ちています。
そんな私が、大人になって英語を勉強しようと思ったきっかけは、上の娘の高校受験でした。
娘も私に似たのか英語が苦手で、他は成績の良い娘なのに、英語のテストの点数だけが明らかに低かったのです。
娘に「ちゃんと勉強しなさい!」って言いたいのですが、自分ができないことを子どもにちゃんとやれとは言えないので、どうにか英語を身につけたいと思ったのが、英語の勉強を始めた理由です。
今回は、そんな私が英語習得を目指して勉強を始めたけど、ものすごく遠回りした結果、本当に必要なものに気づいた話をしたいと思います。
英語習得には反復が効果的
まず最初に手に取ったのは、『中2レベルの100例文だけ! 1か月で英語がスラスラしゃべれる 英会話は筋トレ。』という本でした。
この本は、中学2年生までに習う100の例文を音読し、構文はそのままで構文以外の部分を自分の言葉に置き換えた英文を作る、という内容でした。
この本は、今になって思えば、第二言語習得論に沿った、とてもよく考えられた内容だったと思います。
英会話は筋トレと一緒で、同じものを繰り返す「反復」が効果的だというのです。
これは、学校の英語の授業しか受けたことのない私には、とても革命的な理論でした。
学校で勉強するような、文法をメインとした勉強法では、英語を話せるようにはならないのです。
しかし、問題もありました。
英語が全然わからない私には、「置き換え」が全くできないのです。
単語がわからない、前置詞の使い分けもできない。
そして、この頃はまだ結婚していましたので、旦那の前で下手な英語を口に出すことも恥ずかしくて、音読すらほとんどできませんでした。
おそらくこの本のメインとなるはずの、音読と「置き換え」ができず、本に載っている例文の音声データを聞くだけの学習では、もちろん英語を習得できませんでした。
さらに、この本は1日1時間の学習を前提としていましたが、パートで働きながら、家事も育児もしていた私に、1日1時間の学習時間は確保できなかったのです。
これらの理由で、私は英語を習得することができませんでした。
しかし、英語の勉強を始めて2年8か月経った今になって思うと、この本の通りに学習していれば、おそらく今頃英語を話せるようになっていたのではないかと思います。
英会話は筋トレ。
それまでの英語のイメージを覆してくれたこの本は、私にとって最も価値のある本でした。
英語習得には時制が大切
次に手に取ったのは、『見るだけで英語ペラペラになる A4一枚英語勉強法』という本でした。
この本は、英文の構成要素を4つのパーツに整理整頓して、4グループの単語を順番に見てしゃべっていくだけで、ネイティブに伝わる自然な表現が作れる、というものです。
そして、脳には神経の「回路」があり、同じ回路を使えば使うほどシナプスが太くなるため、英語の回路をつくるには、その回路をたくさん使うしかない、という内容でした。
この本で初めて知ったのは、英語は時制が一番大切だということでした。
現在形、現在進行形、過去形、未来形。
この4つの時制を正しく使い分けることが大切なのです。
正直、学生時代の英語の授業を思い返してみても、英語を「時制」という概念で考えたことはありませんでした。
しかし、やはり単語を知らなすぎる私には、この本のA4シートを使っても、自分の英文をつくるということができませんでした。
英語の基礎ができていない私にとって、よくできた理論でつくられた学習法であっても、英語習得には至らないというのを実感しました。
時制というものを初めて意識させてくれたこの本は、私にとって意味のある本でした。
英語習得にはひとりごとが効果的
次に手に取ったのが、『英語が話せる人はやっている 魔法のイングリッシュルーティン』という本です。
ネイティブと英語で会話するのは緊張するし、なかなかハードルが高いので、まずはひとりごとで英語を話そう! という内容の本です。
- 今自分がしていることをひとりごとで言ってみる
- 妄想でもう一人の他人と英語で会話してみる
- ネットやInstagram、Xなどと活用して、生きた英語のフレーズを身につける
- 発音はGoogle翻訳を使って練習する
この本の内容も、私には納得できるものでした。
今はオンライン英会話もありますが、ネイティブとの会話で一番ネックになるのが、リスニングができないということです。
リスニングができなければ、相手が何を聞いているのかもわからず、会話ができないのです。
実際、私もオンライン英会話をやってみたのですが、講師が言っていることがほぼ聞き取れなくて、精神的にきつすぎて断念しました。
それを考えても、ひとりごとで英会話力を磨くというのは、理にかなっていると思いました。
しかし、ここでも問題がありました。
私は英単語と英文法を知らなすぎるのです。
ひとりごとを呟くにしても、ネットで検索しないと何も喋れない状態でした。
今考えると、ひどい状況で英語を習得しようとしていました。
ちなみに、この時に習得した英文は、
「My cat is so adorable.」
私の猫はとてもかわいい。
この一文だけでした。
Oh my gosh!
英会話力は英語の型(パターン)を覚えるとアップする
次に買った本が、『ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!』という本でした。
この本は、
- 英会話でよく使われる型(パターン)を覚える
- ネイティブの子どもが覚える順に勉強する
という内容で、私はここでより効果的な勉強法を知ったのです。
英語の型を覚えるという点では、『英会話は筋トレ。』と似た勉強法ですが、これをネイティブの子どもが覚える順に覚えるのです。
『英会話が筋トレ。』は、どちらかというと中学校の英語の教科書という感じですが、こちらはより実用的な印象でした。
やはり英語は、型を覚えて使い回すのが効果的なようです。
英語習得には英語日記が効果的
次に読んだのは、『英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法』という本でした。
この本は、
- 英語で日記を書く
- オンライン英会話で添削してもらう
- 修正後の英文を100回音読する
- 発音のチェックにはGoogle翻訳を使う
という勉強法を紹介していました。
確かに、英語日記は英語習得に効果的だと思いました。
教科書や参考書に載っている例文を覚えても、実際の英会話で使わない可能性もあるからです。
自分が言いたいことを英文にして、それを繰り返し音読するというのは確かに理にかなっている勉強法です。
ただ、私はここで道を間違えてしまいました。
素直に英語日記を書いておけば良かったのですが、私は毎日同じことの繰り返しだから、日記に書くことがないと思ってしまいました。
そこで、『CHAT DIARY 英語で3行日記』という、質問に答える英語日記を選んでしまいました。
しかし、私はこの時点でまだ英語の表現を十分には身につけていませんでした。
おそらく普通に今日あったことを書く英語日記であれば、今まで覚えた型で書けたのだと思います。
しかし、この本は質問に対する答えがちょっと複雑でした。
おかげで言いたいことを英文にしようと思っても、全てネット検索に頼ることになってしまいました。
そして、その英文の添削のためにオンライン英会話をする勇気がなかったので、Hello TalkやHiNativeという言語交換アプリでネイティブに添削してもらっていました。
それでも、検索して英作文したものを100回音読すれば、身についたのでしょう。
しかし、自分で書いた英文を音読しようとすると、Google翻訳に英文を入力して、その音声を聞いて、それを参考に音読しないといけませんでした。
繰り返し聞きたいと思ったら、その都度音声のボタンをタップしないといけません。
これが私には向かなかったのです……。
発音をチェックしようと思うと、それもGoogle翻訳の音声入力を使わないといけませんでした。
とにかく面倒なのです。
英作文するのにも検索に時間がかかり、ネイティブに添削してもらうのにも時間がかかり、音読にも手間がかかる……。
今の私ならわかりますが、英語日記を使った勉強法は確かに効果があります。
しかしこの時の私には向いていませんでした。
本当に効果があった英語習得法①パワー音読
その後、10冊以上の英語習得の本を読みました。
しかしそれでも、私の英会話力はなかなか上がりませんでした。
ですが、その中で私が効果があったと思えたものがあります。
そのひとつが『英会話パワー音読トレーニング』という本です。
これは、パワー音読という反復練習法を用いて、「忘れたくても忘れられない基本英単語」を使い回せるようになる、という英語習得法です。
この本は、音声データが特に優れていると感じました。
同じ英文を、
- リード
- サイト・トランスレーション
- リード&ルックアップ
という3つのステップで音読します。
この中のサイト・トランスレーションが、意味のかたまりごとに音声が途切れる点が英文理解に効果的でした。
この音声データを、毎日朝晩、洗濯物を畳んだり干したりしている間ずっとリピートして、繰り返し音読していました。
実際は音読というよりシャドーイングですね。
最初は本を見ながら読みますが、繰り返し音声を聞いている間にリズムやイントネーションも記憶していくので、英文を見なくてもシャドーイングできるようになります。
しかもその間、スマホの操作をする必要がありません。
音楽再生アプリで1曲リピートを設定すれば、エンドレスで繰り返し再生してくれます。
これがめんどくさがりの私に、とても合っている勉強法だったのです。
シャドーイング
サイト・トランスレーション
このどちらも英語習得に効果のあるものです。
シャドーイングはリスニングの練習にもなります。
私はこれを朝晩、洗濯物を畳んだり干したりしている間ずっと繰り返しているので、反復の効果を得られることができました。
本当に効果があった英語習得法②基本動詞をフレーズにして反復
これは、『やっぱり英会話は筋トレ。 20の動詞をモノにする反復法』という本で紹介されている勉強法です。
こちらは、ネイティブがよく使う動詞を使ったフレーズを、音読と置き換えトレーニングをしながら反復して、復習しながら自動化を目指す勉強法です。
これはとても効果的だと感じました。
なぜなら、ネイティブは基本的な動詞を使い回して、英語を話しているからです。
さらにフレーズで覚えることで、それ以外の部分を置き換えれば、自分の言いたいことをスルっと口から出すことができるようになります。
また、出だしのフレーズを覚えて口に出すことによって、沈黙を防げます。
とにかく話したいことがあるのだと、相手に伝えることができます。
そして、人間は新たに覚えたことは1日の間に急激に忘れていくけれど、一度復習したものは忘却が緩やかになるという、「エビングハウスの忘却曲線」という考えに従って、学習スケジュールが組まれています。
これによって、より記憶に残りやすくなります。
置き換えトレーニングは、例文があるので、それを1単語置き換えるだけでもいいとのことです。
これが本当に取り組みやすかったのです。
これまでの勉強によって少しずつ単語も覚えてきたのか、前作の『英会話は筋トレ。』の時より、格段に置き換えられるようになりました。
また、各動詞ごとに1分間穴埋めテストがあるのですが、これが秀逸でした。
一つの動詞でこんなにもたくさんのことを話せるのかと、驚きました。
動詞を使い回せるようになるというのは、英会話に特に効果的だと実感しました。
本当に効果があった英語習得法③英語日記を書いてAIに添削してもらう
次は、こちらです。
①英語日記を書く
②ChatGPTなどのAIに添削してもらう
これは本当に効果があります。
なぜなら、普段友人や職場の人との会話というのは、最近こんなとこがあったとか、昨日何をしたとか、そういう日常の内容が多いからです。
英語日記を書けるようになれば、ネイティブとも世間話ができるようになるでしょう。
そして、書いた英文をAIに添削してもらうのが、オンライン英会話で添削してもらうよりも効率的でした。
AIであれば、書いてすぐに添削してもらえます。
遠慮もいりません。
気が済むまで何度でも添削してもらえるという利点は、AIならではでしょう。
私は英語日記を書き始めてから、日常的に日記のネタを探して英文を考えるようになりました。
表現がわからない時は、インターネットで調べて英文にします。
これらも英語習得に効果があると思います。
ちなみに、私は毎日Instagramに英語日記を投稿するようにしていますので、一日でも投稿しない日があると気持ち悪く感じます。
おかげで毎日英語日記を書き続けることができています。
英語日記を書き始めてから、英語で考える習慣が身についてきたので、もっと早く始めるべきだったと今では後悔しているくらいです。
本当に効果があった英語習得法④AI英会話アプリ『Speak』
最後はこちらです。
AI英会話アプリの『Speak』です。
このアプリは、実際に英語を声に出し、繰り返し練習することを重視しています。
テーマとなるフレーズをビデオレッスンで学ぶのですが、その中でもスピーキングの練習が入ってきます。
そして、スピーキング・ドリルでひたすら反復練習。
その後はAIチャットで、覚えたフレーズを使って英会話。
覚えたフレーズをその場でチャットで実践するという、英語習得にとても効果的なシステムになっています。
また、スピークチューターという機能を使えば、英語日記の添削もできます。
わからないことも質問したら答えてくれます。
さらに、AI会話では、自分で考えたシチュエーションでAIとフリートークをすることができます。
英語習得に効果のある方法をてんこ盛りにしたアプリが『Speak』です。
ちなみに私はソースネクストの3年版『Speak』を購入して使用しています。
英会話は一度習得しても、使わなければ忘れていくものです。
長期的に勉強しなくては、今まで勉強してきたものも台無しになってしまいます。
ちなみに、プランはプレミアムプランで十分だと思います。
プレミアムプラスは、AIの精度の高さと、スピークチューターの使用時間の限度がプレミアムプランとは違うそうです。
とはいえ、プレミアムプランでも特別不便は感じませんし、スピークチューターも、一日に何時間も使わなければ制限にひっかかることもありません。
ソースネクストの3年版でしたら、月額に換算すると960円(15%OFFクーポンがある時なら816円)、年間プランでしたら、月額換算1067円で利用可能です。
ソースネクスト3年版は、ソースネクスト公式HPでは定期的にセールをしているようです。
Speak公式でしたら7日間の無料トライアルもありますので、気軽に試せます。
ちなみに、こちらのリンクから年間プランを契約されますと、1000円引きになります。
まとめ
このように、英語習得には基本的にアウトプットを増やすことが重要になってきます。
机の上で参考書を開いて問題を解くだけでは、英語を話せるようにはならないでしょう。
もちろんインプットも必要です。
私のように、基本的な英語の知識がない人には、いきなりオンライン英会話は効果が薄いと実感しています。
インプットとアウトプット。
このバランスが大切です。
今回紹介した4つの学習法は、インプットとアウトプットが同時にできるものです。
これらを真剣に取り組めば、独学でも英語を習得することが可能だと考えています。
一緒に英語の勉強を頑張りましょう!
今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また。
コメント
やっぱり簡単には英語は習得できない。
やる気と根性!!だけじゃなくてやり方があるんだね。
単語数がないからなかなか英文も読むのも大変だよ。
頑張りたいことがあるってステキ!!
頑張っていこう✨
英語に触れる時間をひたすらに増やすのも大事だけど、それだけだとなかなか英語は習得できない…。
私も単語知らないから、話すのも聞くのも読むのも書くのも全部苦手。
でも、シャドーイング続けていくと、知らなかった単語も覚えてくるよ。
英語の勉強楽しいよ!
頑張る!