こんにちは、Viola(@ViolaDiary)です!
息子はADHDと自閉スペクトラム症の診断を受けています。
そして最近気づいたのですが、おそらく心因性頻尿のようです。
今回はそんな息子が、小学4年生の見学旅行に行けなかったお話と、その後私が町の学務課に抗議をしたお話をしたいと思います。
心因性頻尿とは
そもそも心因性頻尿とは何かと言いますと、
子どもの心因性頻尿とは、ストレスや不安などの心理的な要因によって引き起こされる頻尿のことをいいます。特段、身体的な異常はみられないため、尿検査や超音波検査などを行っても心因性頻尿の原因は見つかりません。
心因性頻尿は、トイレに行けない状況に対する不安や、過去にトイレに行けずに失敗した経験などがきっかけで起こることがあります。
例えば、幼稚園や小学校に入園・入学したばかりでトイレの場所やタイミングがわからなかったり、学校生活や友達との関係で悩んでいたりする場合に心因性頻尿が起こりやすくなります。
引用:医療法人神楽岡泌尿器科
息子の場合は、車に乗っている時に頻繁にトイレに行きたくなります。
出かける時はいつも、「そこトイレ行ける?」と聞いてきますし、出かける直前にトイレに行きたがります。
バス移動中のトイレ休憩ってないの?
そんなこんなで、今回小学4年生で行くはずだった見学旅行ですが、本人は「バス移動中のトイレが心配だから行けない」と言い出しました。
私は、小学生のバス移動なんだから、当然トイレ休憩くらいあるものだと思っていました。
しかし、息子がもらってきた見学旅行のしおりを見ると、どこにもトイレ休憩の文字がありません。
移動時間は最大で1時間半となっています。
え、これでトイレ休憩ないの?
息子は、車で移動中は短ければ30分に一度、長くても1時間に一度くらいの頻度でトイレに行きます。
1時間半はちょっと厳しいと思いました。
そこで、担任の先生に連絡帳で心因性頻尿のことを話すと同時に、トイレ休憩はできないのか聞いてみることにしました。
担任の先生からの返事は?
私が連絡帳を持たせたその日、息子は連絡帳を出さずに自分で先生に聞いたようです。
すると、その返事が、「ある時は言うけん」だったそうです。
え、そんなアバウトな返事ある?
もしかしたら息子は、見学旅行中にトイレには行けるのか?という聞き方をしたのかもしれません。
それにしても、ある時は言う、では心因性頻尿の息子にとっては、いつトイレに行けるかわからない状態ですので、心配で仕方ないでしょう。
そこで私は、連絡帳に『ある時は言う、ではなく、バス移動中のトイレ休憩はあるのかないのか、もしあるとしたら、いつどこで何回トイレに行けるのかを教えてください』と書き足しました。
そして、今度こそは先生に連絡帳を渡すように念を押しました。
担任の先生から電話
次の日、朝連絡帳を出し忘れていた息子は、帰りに担任の先生に渡したようでした。
そのせいで、先生から電話が来たのはその翌日の夕方でした。
先生によると、息子にトイレに行けるタイミングはきちんと説明したみたいです。
しかし、バス移動中のトイレ休憩の予定はありません、とのことでした。
今までに、バス移動中に生徒がトイレに行ったことは一度だけあったようです。
しかし、大型バスのため、運転手さんと相談して、バスが止まれる場所を見つけられればトイレに行けますが、それがすぐとは限らないとのことです。
それって結局、トイレに行けるかどうかはわからないってこと?
見学旅行に行かないという選択
息子にどうするか聞いてみると、やはりトイレが心配だから見学旅行には行きたくないとのことでした。
先生からの電話では、今回先生は見学旅行の引率はせず学校に残るので、息子も見学旅行に行かなくても学校で授業を受ければ、欠席ではなく出席扱いになると言われました。
そしてお昼過ぎには下校させようと思いますとのこと。
そうなると、息子は療育に通っているので、療育のお迎え時間の調整が必要です。
そもそも、予定より4時間くらい早い下校になるので、療育が対応してくれるかを確認しなければなりません。
療育先とはいつもLINEで連絡をとっているので、今回も対応できるかどうか確認のLINEを送りました。
そして、担任の先生にももう一度連絡帳に、『今回の見学旅行は、息子がバス移動中のトイレが心配で行けないと言うので、学校に残ります。療育のお迎えがあるので下校時間を教えてください』と書きました。
ついでに、『事前にバス会社と相談して大型バスが寄れる場所を確認するなりして、確実にトイレ休憩ができるような対応をしてほしかったです』と書き添えました。
翌日、息子がこの連絡帳を渡したのは既に見学旅行の前日でした。
療育先からの返信では、お昼過ぎのお迎えで対応するので、正確な下校時間を教えてください、とのことでした。
それなのに、息子が持って帰ってきた連絡帳には、『学校登校、承知しました。息子さんは療育先でお弁当を食べたいと言っています』という返事が。
え? お迎えの時間の調整があるから下校時間を教えてって書いたよね?
しかも、私のクレームに対するリアクションは全くなしです。
なんというか、コミュニケーションにずれがあるような気がしてなりません。
仕方がないから、学校に電話して直接確認しました。
学校の対応に納得できない私
そんなやりとりがあって、結局息子は見学旅行へは行かず、学校で授業を受けました。
見学旅行に行かなかったお友達がもう一人いたということで、本人はこれはこれで楽しかった、と言ってくれました。
とはいえ、親の私としては、一生に一度の小学4年生の見学旅行に、息子が行けなかったのはとてもじゃないけど納得できませんでした。
そもそも授業の一環として行くものですし、現地でしか見られない光景・できない体験、友達同士でバスに乗って出かける楽しさ、そういうもの全てを経験する機会を失ったのです。
さらには担任の先生の対応にも納得できません。
私がこうしてほしかった、と伝えているのにも関わらず、完全無視です。
まあ、学校の先生なんて、保護者からのクレームを真っ向から受け止めていたら、続かない職業なのかもしれません。
そうは思うものの、今回の対応はやはり納得できません。
そこで私は、町のホームページのご意見お問い合わせフォームから、意見を送ることにしたのです。
学務課へのクレーム
なぜ町のホームページを選んだかと言うと、学校へ直接電話しても、途中で口を挟まれて、私の言いたいことを全て言い切ることができないのを恐れたからです。
それまでの担任の先生とのやりとりがそんな感じでした。
先生は、自分の言いたいことばかり言う人で、こちらに口を挟ませないのです。
教頭先生を指名して電話をすれば良かったのですが、それすらも信用できず、町のホームページを選んだのでした。
私の主張は、
・事前にバス会社と相談して、途中でバスを止められそうな場所をピックアップしておいたら良かったのではないか。
・もしくは、バスとは別に、乗用車を出して、そちらに息子を乗せたら良かったのではないか。
という2点でした。
心因性頻尿という症状を持つ息子ですが、だからと言って、見学旅行に行ってはいけない理由にはならないはずです。
学校側が責任を持って、全ての生徒を見学旅行に連れて行くための対応を考えるべきではなかったのか、と私は文章で訴えました。
なにしろ義務教育です。
学校側にその責任は十分あると思いました。
翌日、町からの返信がありました。
学務課から学校に事実確認をして、また連絡するとのことでした。
私ってモンスターペアレント…?
いやいや、こればかりは譲れない主張です!
学校からの謝罪
学務課へのクレームから1週間後、学校から電話がありました。
教頭先生から、見学旅行についての電話です。
要約すると、
今回は私に残念な思いをさせて、大変申し訳なかったこと。
来年の宿泊学習の際には、息子に正確な移動時間を伝えて、移動途中にトイレに寄れる場所と、そこまでの正確な時間をきちんと伝えるようにします。
ということでした。
私が求めていたのは、まさにそれです
今回、移動時間1時間半というのは、渋滞やその他の事態を予測しての時間でした。
その後私と息子は二人で見学旅行の場所へ行きましたが、実際の移動時間は1時間もかからないくらいでした。
時間を長めに見積もっておくことは大切だとは思いますが、もし移動時間1時間だったなら、息子は見学旅行に行けたのではなかったのかと思うのです。
実際、私と二人で出かけた際、息子は移動中にトイレには行っていません。
また、渋滞するような道でもないように思いました。(どちらかというと山道)
学校側がきちんと対応してくれていれば、息子は見学旅行に行けたのではないか…と思ってしまうのです。
こちらの本は、『特別支援教育は全人類に有効です。』という筆者の言葉の通り、障害があってもなくても、全ての教育者や保護者が知っておいてほしいことが書かれています。
子どもの困りごとは解決してあげたいですね
教訓
今回は連絡帳を使って担任の先生とやりとりしたせいで、一往復するのに時間がかかってしまったのもありました。
最初から電話で教頭先生に要望を伝えていれば、対応してもらえたのかもしれません。
次回からは、期限が迫っているものの確認事項は、早めに学校に電話しようと思います。
また、担任の先生が話が嚙み合わないからと言って諦めるのではなく、子どものために、きちんと主張を伝えていきたいです。
同じように心因性頻尿のお子さんをお持ちの保護者の方には、諦めずに是非学校に明確な要望を伝えていただきたいと思います。
そして、うちの息子もですが、いつか症状が落ち着くことを祈っています。
『子どものカラダ、心、脳、性格は、食べたもので決まる。これは本当です。』という言葉で始まるこちらの本。
私は食物栄養専攻を卒業した、元栄養士ですので、とても納得できます。
こちらの本に書かれてある通り、鉄と亜鉛、朝のたんぱく質を摂取するようになってから、息子はお友達とのトラブルがほぼなくなりました。
子どもの将来を考えるなら、食べるものにも気を付けていきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
では、また。
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