日本にいながら英語を習得するなら、オンライン英会話が一番効果的、と思っていませんか?
私も実践あるのみ! とにかく英語で話す経験が大事! と思って、勇気を出してオンライン英会話をやってみました。
その結果、「私にはリスニング力がなさすぎる! 全然聞き取れない!」と、落ち込む結果となりました。
最終的に、レッスンが苦痛すぎて、「忙しいから今日は無理だよね」と自分に言い訳しながらフェードアウトしてしまいました……。
そんな私が、オンライン英会話より、英語学習アプリより、英会話初心者はまずこれから始めてほしい! と本気で思っている勉強法があります。
この3年間、私は色々な方法を試しながら、英会話を学んできました。
その中には、自分のレベルに合わない方法なども多く、だいぶ遠回りしてしまいました。
そんな中でも、私が本当に効果があると感じた方法が2つあります。
それは、シャドーイングと英語日記です。
そして、最近見つけた本が素晴らしくて、最初からこれをやっていれば…!! と思った次第でしたので、ご紹介します。
英語を習得したいと思うなら、ぜひこちらの記事を参考にしていただけたら幸いです!
英会話習得に効果的な2つの方法
私が英会話の勉強を初めて、3年ちょっとが過ぎました。
元々は、英語が苦手な受験生の娘に、「もっと英語の勉強をしなさい!」と言いたくて、それならまず自分が英語を話せるようになろうと思って始めたものでした。
ところが、ほとんど上達しないままに、娘は無事、前期試験で高校に合格してしまいました。(本命の公立は筆記試験受けてない)
そんなこんなで、最初の目的からはだいぶ遠ざかってしまいましたが、私は今でも英会話を勉強しています。
私が身をもって経験して感じているものとして、英会話習得に効果的な方法は、シャドーイングと英語日記だと思っています。
まず、シャドーイングはリスニングと発音を鍛えられます。
シャドーイングを続けていて、だんだんネイティブの話す英文が聞き取れるようになってきたことを実感しています。
もちろん、ネイティブ同士の会話を全て聞き取れるわけではありませんが、初心者向けの教材を使うと、音声がゆっくり過ぎると感じるようにはなりました。
そして、ネイティブの話すリズムやアクセントを自然に覚えることができます。
また、シャドーイングでネイティブの発音を真似することによって、自然にネイティブの発音に近づいてきました。
これらの効果は、音声データを用いない音読では得られない効果だと思いました。
音読は、ともすれば自己流の発音の癖をつけてしまうことにもなります。
それを避けるためにも、私は常に音声データを聞きながら発声するようにしています。
もうひとつの効果的な方法として、英語日記があります。
これは、自分の日常の出来事を英作文するという、英会話に必要なスキルを磨く方法だと思います。
英会話の教材を探すと、観光とか道案内などの会話を用いた教材がたくさんあります。
でも、私が求めているのはそういう会話ではないのです。
日本人同士で会話するように、「昨日こんなことがあって、私はこう思ったんだよね」という会話を、英語で話したいのです。
そういうスキルを磨くのであれば、英語日記が一番手っ取り早いのではないでしょうか。
日記というのは、その日にあった出来事を書いて、それに対して自分が思ったことを書く、ということが多いと思います。
これはまさしく、英語で他人とおしゃべりをする時にも必要なスキルです。
そこで、これを頭の中で英作文して英語日記として書くことで、英会話のスキルを磨くことができます。
実際に、私は英語日記を初めて半年ほどで、大体の英文は、検索なしで自分で書くことができるようになりました。
半年もかかるの? と思うかもしれませんが、日本人が英語習得にかかる時間は、社会人では1000時間と言われています
もちろん、知らない表現もあるので、そういうものはネットで検索して書くことになります。
添削はAIにしてもらっていますが、「この表現は自然ですか?」という質問に対して、「あなたの文章は完璧です」や、「ほぼ自然です」と言われることがほとんどなので、英作文力の向上を感じています。
シャドーイング教材として優秀な『なりきり英語音読』
この3年ちょっと、私は英会話学習のための本をたくさん買い、オンライン英会話やアプリなども含めて、色々な方法を試してきました。
その中で、私がもっと早くこの本を買っていれば良かった…!! と思った本があります。
それが、サマー・レイン著『たったの12週間で「話せる」が実感できる魔法の なりきり英語音読』です。
音読、と書いてありますが、音声データが優秀すぎるので、私はシャドーイングに使用しています。
もちろん、音読もできますし、瞬間英作文もできます。
この本の音声データが優秀な理由として、1つの英文を方法を変えて、何度も繰り返し流してくれるところがあります。
なぜ繰り返しが大切かと言うと、人間の脳は何度も繰り返すことで記憶するからです。
今まで買った英語学習本の多くは、内容はいいけど音声データがいまいち…というものでした。
ただ音声として確認できればいいという内容になっているものが多いのです。
つまり、1つの英文を一度しか流さないのですね。
もちろんリピート再生すれば、繰り返し聞くことはできます。
しかし、それでは車の中で聞く場合などは、すぐに飽きます。
また、アプリでしか音声データを聞けないものなども多く、車に乗るたびにスマホを操作して、アプリを起動してBluetoothをつなげて…とするのは、面倒だったのです。
なにせ、毎朝家事に育児に忙しく、遅刻ギリギリで出勤している身ですので、車に乗ってスマホを操作する時間はないのです。
こちらの本は、MP3音源のCD-ROM付で、残念ながら直接CDをプレイヤーで再生することはできませんでしたが、パソコンでCD-Rに焼いて、無事車に持ち込むことができました。
最近の本で思うのは、せめてMP3でダウンロードできればCD-Rに焼けるのに…ということですね。
アプリでしか聞けない音声データは困るのです。
その点、こちらの本は、CD-ROMとダウンロード、両方対応しています。
通勤時間を使って英語を学びたい人にはぴったりの教材です。
話はそれましたが、こちらの音声データは本当に優秀です。
最初はリスニング用の音声で、速い英語→日本語→遅い英語→速い英語、の順番で、英語を3回流してくれるのです。
これがとっても良かった!!
速い英語が聞き取れなくても、遅い英語で理解でき、さらにもう一度速い英語を流してくれるので、答え合わせのように使えます。
このような音声データがついている本は珍しいです。
ちなみに私は、この段階からシャドーイングをしています!
次は、音読用の音声で、遅い英語→数秒の空白→速い英語→数秒の空白、の順番で流れます。
私は日本語がいらないと思ったら、この音声を使っています
シャドーイング→音読というように使えば、1文を4回練習できます。
最後は、瞬間英作文用の音声で、日本語→数秒の空白→英語、という順番で流れます。
脳内で日本語を英語に変換する練習ができるので、スラスラ話せるようになるまで繰り返すと、英語力がアップすること間違いなし!
この本は、基本的な文法から順番にレッスンが進みます。
「文法なんて勉強しなくてもいい」と言われることも多いですが、基本的な文法が頭に入っていないと、英文を理解することはできません。
3年前の私は、最初の本として『英会話は筋トレ。』を選びました。
これが、基本の100個の構文を自分で言い換えるトレーニングだったのです。
ところが、当時の私は英語が大の苦手。
文法も単語も全然わからないという状態だったのです。
そのせいで、言い換えトレーニングが全くできなくて困りました。
やはり、基本的な文法は頭に入っている必要があります。
英語日記の前に『シノドス式シンプル英会話』
英会話習得のために効果的なもう一つの方法は英語日記ですが、ただやみくもに書こうとしても、何も書けません。
以前の私がそうでした。
『Chat Diary 英語で3行日記』という本に挑戦したのですが、これは毎日1つの質問に英語で3行で答えるというものでした。
ところが当時の私は、日本語で書いた文を英訳しようとするのですが、全く英文が思いつかないのです。
表現もわからないし、そもそも文法がわからない。
そのため、毎日ネットで検索して、出てきた英文を書くだけになっていました。
これ、自分で書いたことになる?
これを避けるために必要なトレーニングが詰まっている本を、私は見つけました!
それが、芹沢一也著『3つのコツで誰でも話せる シノドス式シンプル英会話』という本でした。
この本は、
①語順の壁を乗り越えるための、「単語を並べるトレーニング」
②漢字熟語の壁を乗り越えるための、「具体的に話すトレーニング」
③話の組み立て方の壁を乗り越えるための、「話を組み立てるトレーニング」
の3つのトレーニングで構成されています。
これが、英語日記に必要なスキルなのです…!!
まず、英語は日本語と単語を並べる順番が違うので、それを頭に叩き込むのです。
次に、漢字熟語を英語に訳せないという問題を解決するために、自分が知っている英語で話す練習をします。
最後は、実際にネイティブスピーカーと話す時に必要な、自分が体験してことについて具体的に説明して、感想を述べるトレーニングです。
これらすべてが、英語日記を書くために求められるスキルです。
つまり、英語日記を書けるようになれば、ネイティブと会話できるということなのです!!
いやーこの本を読んだ時の衝撃は、ものすごかったです!
私はこれを求めていたんだ!! と本気で思いました。
この本を最初に手に取っていれば、こんな遠回りはしなくて済んだのに…とまで思います。
英語日記を書くなら3年日記
実際に英語日記を書くなら、3年日記をオススメします。
なぜかというと、1年後、2年後、3年後に読み返すと、自分の英作文スキルの向上を実感できるからです。
私が愛用している日記帳がこちらです。
この日記帳はソフトカバーで、ページが開きやすく、紙質も薄すぎず、しっかりしていて書きやすいです。
ただ、表紙と裏表紙が布なので、透明カバーをつけるのがオススメです。
こちらの日記帳もデザインが素敵です。
私はAIに添削してもらう前に、まず3年日記に英文を手書きしています。
その時には、できるだけネットで検索せずに、自分の力で書ける文を書きます。
もちろん、全く思いつかない表現もあるので、そういう時は検索しているのですが。
1年後に同じ日付の日記を見た時に、成長を実感できるのが今から楽しみです!
まとめ
このように、3年以上英会話の勉強を続けてきた私が、最初からこれをやりたかった…! と後悔した方法がこの2つです。
・シャドーイング
・英語日記
使用する教材として、
・サマー・レイン著『たったの12週間で「話せる」が実感できる魔法の なりきり英語音読』
・芹沢一也著『3つのコツで誰でも話せる シノドス式シンプル英会話』
を強くオススメします!
この2つの本のトレーニングをコツコツと続けていけば、きっと英語が話せるようになるに違いありません。
もう一度言いますが、日本人が英語習得に必要な時間は、1000時間です。
ネットでよく見かける、この教材を使えばたった1か月で英語が話せるようになる、というようなことはおそらくありません。
まず、たった1か月ではリスニングができるようにはなりません。
英語を聞き取れるようになり、英語で自分の経験を語れるようになるためには、地道なトレーニングが必須なのです。
そしてその1000時間を、どのような勉強方法に使うかが大切です。
遠回りしてきた私が言うのだから、これは本当です。
その時の自分に合ったレベルの勉強法を取り入れなければ、英語を理解できるようにはならないのです。
結局、英語習得に近道はないのです。
コツコツとリスニング力を鍛え、基礎的な文法を理解して使いこなせるようになること。
これが最速の英会話習得法だと、私は思います。
英会話初心者が勉強を始めるなら、絶対にシャドーイングと英語日記をオススメします!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
コメント
シャドーイング!!ゆっくり言ってくれるのもついてるの、いいね!!
それっぽくでも話せたら楽しいかも!!パソコンで焼かないと聞けないのは困るけど…。勉強したい。と思ってもなかなかスタートできないので、色々やってすごいなー。って思った。
音声はダウンロードもできるから、スマホではダウンロードしたよ~!
なりきり音読は、「私はケンです。」から始めてくれるから、初めて勉強をするなら、オススメだよ!
英語の勉強楽しいよ。
早く英語脳になりたい。