こんにちは、Viola(@ViolaDiary)です!
うちの息子は、発達障害(ADHD・自閉スペクトラム症)と診断されています。
現在、学校から勧められて、通級指導教室を利用しています。
学校からの度重なる電話、息子が怪我をさせたお友達とその保護者への謝罪などの様々な問題を経て、通級を利用することになりました。
通級と療育、両方を利用して、息子は今ではかなり落ち着いています。
あの頃は本当に大変でしたが、頑張って良かったと思っています。
今回は、その通級指導教室について書いていこうと思います。
通級指導教室とは
まず、通級について説明します。
「通級による指導」とは、大部分の授業を小・中・高等学校の通常の学級で受けながら、一部、障害に応じた特別の指導を特別な場(通級指導教室)で受ける指導形態で、障害による学習上又は生活上の困難を改善し、又は克服するため、特別支援学校学習指導要領の「自立活動」に相当する指導を行います。
実施形態として、①児童生徒が在籍する学校において指導を受ける「自校通級」、②他の学校に通級し、指導を受ける「他校通級」、③通級による指導の担当教師が該当する児童生徒のいる学校に赴き、又は複数の学校を巡回して指導を行う「巡回指導」があります。
引用 文部科学省
息子の学校では、巡回指導が行われています。
元々いた小学校では週2回、転校先の小学校では週1回、所属するクラスの授業を抜け出して、別の教室で通級指導を受けています。
通級は意味がない?
最初教頭先生から説明を受けた時には、週1、2回の指導で、本当に意味があるのだろうか? と思いました。
私が療育の利用を決めた理由もここにあります。
療育であれば、最大で月23日利用できます。
学校が終わった後、平日は毎日利用することも可能なのです。
しかし、通級は週に1、2回だけです。
とはいえ、せっかく発達診断を受けて診断書をもらったので、とりあえず通級は利用することにしました。
ただ、さらなる効果を求めて、療育も申請しました。
この辺りは、こちらの記事を読んでいただけたらと思います。
関連記事 息子が発達障害と診断されるまで
関連記事 発達障害の息子が、療育を利用することになった話
こう考えると、通級は意味がないと考えることもできるかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
通級は、息子に良い影響を与えてくれました。
通級で何をするのか
現在の小学校の通級で、実際にやっている活動を紹介します。
〇さんさんタイム(今日の気分、最近のニュース、ありがとう3つ、1分間チャレンジ等)
その日や最近のコンディションの確認、司会進行を通して適切な言葉や態度を身につける。
人前に出て発言することに少しずつ慣れる機会とする。
〇認知力のトレーニング・・・学習の土台を支える基礎的な力。
見る力、聞く力、話す力、想像力、注意力、集中力、危険察知力、情報収集力、情報分析力、持続力、忍耐力、比較力などの向上。
〇ソーシャルスキル・・・・・日常の場面で適切な言葉や行動を選べる力(社会性の向上)、対人関係の向上、コミュニケーション力、問題解決力。
〇セルフコントロール・・・・自己認知、感情のコントロール、自己肯定感、自尊感情の向上。
〇読み・書き・計算の力・・・基礎的・基本的な学習課題への取り組み。
〇体の動かし方・・・・・・・巧緻性、リズム感、バランス感覚、指先の器用さ、体の動きの止め方。
〇リラックスタイム・・・・・心の安定(心を休める)、得意なことを伸ばす取り組み。
具体的には、
- 1分間スピーチ
- 九九
- 時計カードを読む
- 数カードを見てあといくつで10になるか言う
- 自分のいいところ探し
- 気持ちを表す言葉を探し、ポジティブ感情とネガティブ感情の仲間分けをする
- 気持ちを体で表すゲームや気持ちすごろく
- トランポリンや輪、バランスボールなどを使って楽しみながら体を動かす
などです。
通級指導を受けて息子がどう変わったか
通級を始めたばかりの頃は、
「1分間スピーチが苦手。何を話したらいいかわからない」
と言っていた息子でした。
ところが、何回目かで、
「土日にゲームをしたことを話したよ」
と教えてくれました。
以前の息子は、自分の気持ちをお友達や先生に話すことが苦手でした。
自分の気持ちを言葉にすることが苦手だったのだと思います。
しかし、通級を始めてほんの何回かで、スピーチができるようになったのです。
これは本当にびっくりしました。
また、それまではお友達とのケンカなどのトラブルが多かった息子ですが、感情のコントロールの練習をしたおかげか、トラブルも徐々に減っていきました。
転校先の今の学校では、担任の先生や通級の先生に、穏やかで優しいとまで言われるようになりました。
これは大きな変化だと思います。
まとめ
週1、2回の通級指導は意味があるのかどうかと、私も少し疑っていました。
しかし、通級を始めて半年、息子はすっかり穏やかで優しい性格になりました。
元々優しかったのだと思いますが、自分の感情のコントロールができなかったのでしょう。
イライラした時にその気持ちを我慢できなくて、体が大きくて力が強い息子は、つい手が出てしまっていたのだと思います。
通級指導のおかげで、感情のコントロールができるようになり、周りに当たり散らすことがなくなりました。
私にも優しい言葉をかけてくれますし、先生の話では、学校で自然と友達が寄ってくると言います。
学校からの電話が何度もかかってきたあの頃は本当につらかったですが、今の息子が幸せに暮らせているのなら、頑張って良かったと思っています。
通級指導教室は決して意味のないものではありません。
通級は私のことも息子のことも救ってくれたのです。
もしも、通級の利用で悩んでいる方がいましたら、参考にしていただけたら幸いです。
こちらの本は、『特別支援教育は全人類に有効です。』という筆者の言葉の通り、障害があってもなくても、全ての教育者や保護者が知っておいてほしいことが書かれています。
子どもの困りごとは解決してあげたいですよね
『子どものカラダ、心、脳、性格は、食べたもので決まる。これは本当です。』という言葉で始まるこちらの本。
私は食物栄養専攻を卒業した、元栄養士ですので、とても納得できます。
こちらの本に書かれてある通り、鉄と亜鉛、朝のたんぱく質を摂取するようになってから、息子はお友達とのトラブルがほぼなくなりました。
子どもの将来を考えるなら、食べるものにも気を付けていきたいですね。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
では、また。
コメント
すごい成長だね。通級すごいね。
海も目の動かしかたからやってたよ。
感情のコントロールができる。って
すごいことだね!!
相手も自分も守ってくれる。
がんばってるね。
やっぱり通級も親も子も受け入れるのがツラいかもしれないけど、個でみてもらえるってメリットだらけだね。
早めに動いたviolaさんのおかげだね!!
スピーチはやっぱり練習が大事ってことだよね!
特に通級は少人数だから、まずは2,3人の前で話す練習して、自信がつくんだろうね。
最初はうちの子が発達障害…?って信じられなかったけど、あの時通級も療育も申請しておいて本当に良かったと思ってるよ!
色々と大変だったけど、頑張って良かった。